もう1つの母の日

今日は母の命日
昭和56年の3月 あ~ちゃんの初のお節句の日
あの日、母は突然胃の痛みを訴え・・・その2日後 黄疸が出てしまい緊急入院!
膵炎?と言う事で治療を受ける事になった

当時の私は、生後3ヶ月の娘を持つ専門学生でした
妻になり、嫁になり、母になり、学生になり、仕事のパートナーになり、
年若い従業員の姉?母になっていたけれど、娘としての気遣いが出来てなかった
それでも学校が終わると娘をナースセンターに預け、嫁ぎ先の夕食の支度に間に合うまでの時間
母に付き添いました(22歳の私には側にいることしか出来ませんでした)
でも、若かったから何でも出来た!寝る時間が少なくても苦にならなかった

入院から1週間になろうとしても母の病状が一向に良くなる様子が無く、不安の毎日でした
母には不安を隠し、気丈に励ます毎日でもありました
(セカンドオピニオンなど無く、お医者様と言う医療でした)
そんな時 母の担当していた看護師が機転を利かしてくれ、私達家族に色々な知恵を授けてくれました
家族みんながその看護師さんの言葉に背中を押され、母の為に動き出しました
丁度、父の友人に病院の先生や事務長さんがいたので情報を集める事が出来ました
(インターネットなどまだ未知の世界でしたから)
名古屋に良い先生が居る!病院があると聞き、お嫁に行った義理の姉を頼り、準備をしました
無事転院が済み、ホッとする間もなく母の病状を説明されました
「もって今日明日です・・・」 母の意識があるのに???
「ありえない!治して頂けると思っていたのに・・・」
若いDrをにらんだ記憶があります
父の「何とかなりませんか?妻は何も知らないんです」とDrにしがみ付きながらお願いしていたのを
私は放心状態で聞いていた気がします
「1日でも良いなら点滴をしてみましょう」と若いDrは言い、
丸山ワクチンだとか・・F4点滴だとか・・・UF4の混合点滴だとか・・・
暗号のような呪文のような言葉が飛び交っていました

点滴が効いたのか?奇跡なのか?判らないけれど母の状態は安定しました
家族全員、ちょっと落ち着くと言いたいことを言う!
「やぶじゃない?意識があるのに母さんが今日で亡くなるなんて言って!!」
みんな感謝を忘れていました(突然の事だったからですね)

病状が安定している今、手術が必要となり父は家と名古屋を往復していました
手術後、特別に病院のご好意で個室で赤ちゃんをそばに置きながらの付き添いをすることが出来ました
病院のスタッフの皆さんに娘のお風呂やオムツ換えを手伝っていただきました
また毎日 孫と一緒にいられる母にとっては、穏やかな入院になった事でしょう
手術によって母の病状は胆道がんによる胆道破裂、腹膜転移があり余命は1ヶ月もないとされました
病院はカソリック系の病院であるので本人に余命宣告されます
(世の中ではまだまだ浸透していない時期でした)
父は何とか先生に、母には言わないで居てほしいとお願いしていました
何度となく大きな問題が出てても「家に帰る!」と思っていた母は強かった
だって母は・・・治療が終わって家に帰り、大好きな花々の世話をし、
日々の生活に楽しいことを見つけ、父とほのぼのとした時間を過ごしたいと信じていましたから・・・
そんな母の気持ちが免疫を上げたのでしょうか?
病状は安定し外泊も出来るようになりました(病院中が奇跡だと言っていたそうです)
父は毎週、良く名古屋に通いました(私は学校があったので隔週、娘をおんぶして新幹線で通いました)
義理の姉の家族にも大変お世話になり、支えていただきました

入院中、母の可愛らしい1面も見ることが出来て、良い思い出となっています
抗がん剤のせいで髪が抜けてしまった時、父におねだりして
1番良いかつらを買ってもらってました。
かつらをつけて以前と同じ髪形になった時の母の笑顔・・・少女みたいでした(髪は女の命ですね)
それから1年7ヶ月 母は良く頑張りました

母が亡くなって寂しかったのは、自分の気持ちをもう誰にも聞いてもらえないという実感でした
から元気で人に弱いところを見せるのが下手な私
大きな家の嫁になって出来ない事ばかり・・・泣く場所が無いと思ったとき
そして13年前 両側乳がん・子宮頸がんと3ヶ所同時のがんになり、何も考えられなかった時
心から「母さん、どうしよう~」と母を思い、大泣きしました
今は多くの方に支えて頂いて、上手く病気と付き合い・・・楽しくお出掛けばかりしてます(^^ゞ

来年 娘と息子がそれぞれ人生を一緒に歩む方と結婚します
先日のお彼岸のお墓参りで「母さん 孫の幸せを見守っていてね」と報告してきました

母と同じ年になった私、充分体調に気を付けて・・・しぶとく生きようと思いました(^^)v

やっと、母への思いを整理できた気がしますb0147522_14284786.jpg
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by mame-mamechan | 2013-10-05 14:30 | その他